|
絵の言葉 価格: 1,995円 レビュー評価: レビュー数: |
日本沈没 1 (ビッグコミックス) 価格: 550円 レビュー評価:5.0 レビュー数:3 どう考えても、これ、
「日本沈没」新作映画の単なるスピンオフ企画、
単なるダイジェスト、太鼓持ちマンガ、と思いますよね。普通。
単行本2巻ぐらいの分量で「第一部完」になっちゃうような…
ああ嫌だ嫌だ…
しかし!どうしてどうして。
この作品は、「日本沈没」というお題を自由闊達に使って、
見事な自分の作品を作り上げています。
その濃密さ、本当にただごとではない!
基本的なストーリーは、勿論、小松左京の「日本沈没」。
登場人物は、新作映画版に準拠。しか |
日本沈没 (3) (講談社漫画文庫) 価格: 651円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 ついに列島が沈みはじめた。大噴火、大地震、大津波・・・ 全世界の目は、極東の竜の死に注がれていた。 まだ幼い日本民族を守ってきた「母親」はもういない。 このさき新たな土地で「おとなの民族」になるための否応ない賭けでもある。 渡老人と田所博士とのやり取りのなかから、自分の中にある日本に対する愛情を理解できる。 さいとう・プロによる劇画は、それをよりリアルに私たちに示してくれる。 |
日本沈没 (2) (講談社漫画文庫) 価格: 651円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 刻一刻と迫る「Xデー」にむけて、さまざまな人物がさまざまな思いを胸に突っ走る。 そして東京をはじめ列島各地を襲う大地震。 列島沈没を告げる首相の全国民向けの演説は、全世界に中継されていた。 玲子を迎えに小田原まで行こうとした小野寺。 そんな折り、ついに富士山が噴火する。 途中で止まることなく、一気に読めてしまう。続きがすぐに読みたくなる。 さいとう・プロの劇画もその雰囲気を盛り上げている。 |
日本沈没 (1) (講談社漫画文庫) 価格: 651円 レビュー評価:5.0 レビュー数:4 僕は地理や地学的な側面からこの作品をレビューします。
初めてこの作品を手にしたのは、小学生の時でした。
当時は秋田書店のチャンピオンコミックスでした。
伯父に「本を買ってやる」と言われて本屋に行き、
散々迷った揚げ句に選んだのがこの作品でした。
「なんだ、漫画か」と伯父に言われ、少々気まずい思いをしました。
しかし、何気なく選んだこの作品は、高校生になるまで何度も読み返すこととなります。
モホロビチッチの不連続面、マントル、地殻、糸魚川静岡構造線、天皇海盆、ベヨネーズ列岩――、
といった地球の構造 |
|
首都消失 (上) (トクマノベルズ) 価格: 735円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 高度に諸要素が集積された結果、快適な環境を実現している現代社会。 ましてや、首都東京にその中枢機能が集中している状況で、その中枢部分が問答無用に消失したら、我々の生活は大変貌をとげるに違いないことは予想に難くない。 本作では、首都が人も物も全てを中に封じ込めたまま外界との接触を絶ってしまった日本における、人々の様子を赤裸々に描き出している。 科学者は英知をかかげ解明と打開の道をさぐり、政治家は国家の独立を保つべく対外折衝および暫定組織の早期実現に奔走する。 私は常々、著者の作品に描かれた人間の狼狽ぶりと困難を打破する敢闘心に注目しているが、 場面が日本ということもあり |
|
午後のブリッジ―小松左京ショートショート全集〈5〉 (ハルキ文庫) 価格: 600円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 小松左京ショートショート全集の完結「第5巻」 全205編で構成された壮大なショートショート全集の最終巻、SFを主体にしているが、その他日常に潜む恐怖やユーモアをアイデアと遊び心でふしぎな小松ワールドに呼び起こす。 表題作「午後のブリッジ」の結末はかなり怖いですよ。 (巻末に特別インタビューが収録されています。) |
日本沈没〈上〉 (光文社文庫) 価格: 650円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 日本が沈没してしまうという漫画的な大ボラ話を、地質学的知見を援用しつつあくまでまじめな顔をして語りきり、その未曾有の天変地異が引き起こす地獄絵図を読者の眼前に突きつけてみせた作者の力技にまずは脱帽。本書が世に出たのは1973年だが、阪神大震災後に刊行された文庫版に寄せられた、作者の「日本が地震列島であるという現実と、それに対応する政治的、社会的システムが、いまだに無力であるという情況に変わりはない」(1995年3月)という言葉が持つ意味はあまりにも重い。 いっぽう、国家とは何か、日本人が日本人であることの拠り所は何か、日本人 |
|